2017年
工場見学を実施しました(3)
2017年12月22日
株式会社小黒組船橋工場
机上研修:加工寸法、定着長さなど説明状況
工場内見学
鉄筋加工体験
搬出車両重量確認
東京支店では、これからの現場を所長として担う若手社員の技術力アップを目的として、勉強会を実施しています。
今回は、12月21日に鉄筋業者㈱小黒組の船橋工場を見学しました。当日は、空気は冷たかったですが、天候に恵まれました。
勉強会では、机上研修と工場見学を行いました。
机上研修では、始めに鉄筋製造工場(㈱伊藤製鐵所)の製造工程と貴工場の概要をビデオで確認しました。
その後、加工基準として最小加工寸法や、径ごとに変わる内径の寸法、トラックに積み込める寸法や長さなど、鉄筋工場ならではの細かい基準を説明していただきました。
鉄筋の加工を行うためには加工図を作成し、加工用の絵符を作成します。そのためには現場からの施工図が必要で、その施工図がいつまでに必要かなど、現場を行う上で重要なお話を聞くことができました。また、鉄筋業者が設計図のどこを注意してみているかという話があり、鉄筋コンクリート造で重要な柱梁接合部の梁主筋の定着の取り方について説明をしていただきました。
工場見学では、鉄筋の加工状況を見学させていただきました。施工誤差は基準では5mmまで許容されているところを、3mmまでとするように努めているという品質へのこだわりや、鉄筋加工は自動化が進んでいますが、まだまだ手動でやらなければならないことがあることなどを実際に見ることができました。また鉄筋の加工体験をさせていただきました。
最後の質疑応答では、鉄筋業者として感じていることを包み隠さず話していただき、鉄筋業者の思いを感じ取れる時間となりました。
㈱小黒組の講師の方々には、お忙しい中、時間を取っていただき誠にありがとうございました。これからの現場を所長として担う若手社員にとっては、工事に携わる方の思いを聞くことができ、非常に有意義な時間となりました。
協力:株式会社小黒組